SEBA-HIGHリニューアル日記#02「作業の全貌」
SEBA-HIGHリニューアル日記#02「作業の全貌」
ホームセンターのホーマックに行ってきた。
カラーリングには「染めQ」を使ってみることにした。染めQは粒子が非常に細かいナノテクノロジー塗料とのこと。塗装は対象物の表面に塗料の膜を作るイメージだが、染めQは対象物の構造に沿って細かい塗料の粒子が付着するイメージ。つまり、繊維の奥深くまで染料が入り込んで色を付ける「染色」に近いスプレー塗料である。メーカーの説明では曲げてもはがれたりひび割れすることはないとのことだが「染め」に近いとはいえ、塗装であることには変わりはないので、きれいにカラーリングをしたところで、転んでこすれたり、ブーツ同士がぶつかったりすることで、部分的にはがれてしまうことは避けられないだろう。
次に接着剤だが、パテのような役目も果たしてくれるような素材を探した。アッパーの貼り合わせの部分をしっかり埋めて、上から塗装できるようなもの。また、アッパーのヒモ通し穴近くのふちかがりがぼろぼろに擦り切れているので、この部分にも塗って再構成できるようなもの…。なかなかしっくりするものがなかったが、コニシの「ウルトラ多用途SUプレミアムハード」という接着剤が目に止まった。ガッチリ固まり、完全硬化後は弾力のあるゴム状と書かれていた。もちろん屋外仕様で、衝撃にも水にも強い。色は透明。もし書かれている通りの性能なら万全だろう。早速アッパーの貼り合わせ部分をふさぐようなイメージでこの接着剤を塗ってみた。速乾性でモタモタしているとグチャグチャになってしまうので、作業は急いでていねいに!仕上がりはこんな感じ。
アッパーとシェルの貼り合わせ補修は、接着剤では無理と判断し、超強力両面テープを細かく切って、縁に沿って貼っていき、貼り合わせた。結構しっかりついてくれているので、一安心。
染めQの作業レポートは次回(つづく)