タイム計測システム開発記#01
タイム計測システム開発記#01
大会で使用されていた光電管システムのような計測システムがあると、練習の時に重宝すると思い、製作を試みました。といってもながやまさんのシステムのような高度な技術は持ち合わせていないので、秋月の「PIC多機能デジタル時計Ver.3」というキットを利用します。ストップウォッチのスタート/ストップスイッチをスケーターが動作させる仕組みがキモになります。
最初の構想は、スキーの競技で使われる、棒を蹴ってスイッチングする機械式でした。光電管より単純で、簡単にできると思ったのですが、足で蹴った棒がマイクロスイッチを動かすという仕組みは予想以上に難しく、部品点数も非常に多くなりました。スイッチ棒の回転機構はいらなくなったウィールのベアリングを活用し、マイクロスイッチを押す仕組みはアルミ板を加工し、部品を自作しました。この機構自体は非常に上手く動作してくれました。スタートとゴールで同じものを2個製作し、自宅玄関前の通路で動作チェックをしてみたところ、ほぼ考えていた通りの動作をしてくれます。
スイッチ機構の土台にあまり費用をかけられないので水を入れたペットボトルを使うことを考えました。しかしある程度安定させるためには500mlのボトルがシステム全体で最低15本必要になり、運搬や水を入れる手間を考えると今一つ現実的ではありません。とりあえずオリジナルタイム計測システム「けいそくん1号」と名付けますが、このままではお蔵入りになりそうな気配が濃厚です。